今日から6月です。会計事務所にとって5月は繁忙期でした。
法人は、事業年度終了日から原則2ヶ月以内に法人税を計算して、申告しなければなりません。この事業年度終了日は、法人が自由に決めることができるのですが、日本では年度（4/1～3/31）の感覚を持つ経営者が多く、3月31日を事業年度終了日にしている法人が多数あります。なので、3月31日の2ヶ月後の申告期限がある5月は会計事務所にとって忙しい月となります。
法律改正により、中小企業の法人税率が下がりました。対象となる期間は、今年の4月1日～平成23年3月31日までの間に終了する事業年度です。なので、今年の4月に事業年度終了日が到来する法人は、今月6月に一番早く、下がった新しい税率での申告が可能となります。
税理士 多摩地区
新聞の下段の欄に、よく書籍の広告が出ています。
昔に比べると、読み手を誘うような本の題名が増えた気がします。本屋に平積みされていたら、思わず立ち読みしたくなるけれど、購入するまでには、いかない感じです。
「検索は、するな。」
・・・時間の無駄ということでしょうか？結論だけ知りたい。
「あたりまえのことをバカになってちゃんとやる。散歩のついでに富士山に登った人はいない。」
・・・私は学生のころ、散歩のついでに水も持たず、富士山頂まで登ったことがあります。
「銀行がホイホイお金を貸したくなる社長になる方法！」
・・・1,680円！(・e・)
「40歳から伸びる人は、ここが違う！」
・・・40歳から？！。
新聞で見た時は、一瞬興味を覚えるのですが。
通常は「しゅぜい」と読みますが、酒税法を勉強された方は、おそらく「さけぜい」と読むと思います。これは、同じ音の「主税」と区別するために敢えて「さけぜい」と発音します。
法律用語には、同じ音のものを区別するため、敢えて特別な発音をする用語がいくつかあります。「者」・「もの」・「物」などは、それぞれ「しゃ」・「も/の（「も」と「の」を区切って発音）・「ぶつ」などと読んだりします。
税理士は、経理、会計など数字に関係するイメージや確定申告といった税務のイメージが強いかもしれませんが、実は税法という法律の専門家でもあります。税理士試験の受験に際しては、それぞれの用語の意味も区別しつつ税法の条文を暗記しなければなりません。受験生にとってはなかなかツライ作業です。
会社設立 ベンチャー支援
4月1日より環境対応自動車（エコカー）に対する減税制度が始まりました。しかし、4月の1ヶ月間では、まだ新車の販売台数増加まで効果が出ていない様です。
エコカー減税は、環境を配慮した一定の自動車に対する下記税金が減額される制度です。
①自動車取得税・・車の取得に対して課される税金
②自動車重量税・・車検等の際に、車の重さに対して課される税金
③自動車税・・車の所有に対して課される税金※
※自動車税の減税は、今回の改正でははく、前回平成20年度の改正。
平成20年4月1日から適用
実際の減額は、新車取得時において自動車重量税、自動車取得税の50％～100％、自動車税の25％～50％となっています。
さらに、追加経済対策には、長く乗った車を買い換えた際に補助金を出すという制度も含まれているため、5月以降には新車販売台数も増加してゆくかもしれません。
税理士 決算
その他に、税金面からの優遇制度ではなく、保険の制度においても出産をサポートする制度があります。
勤め先で健康保険に加入されている方は、出産一時金の支給を受けることができます。これは、妊娠4ヶ月以上で出産された場合、一児につき35万円が支給される制度です。
さらに、出産の前後に仕事をしなかった場合には、出産手当金の支給を受けることができます。出産手当金の支給の対象となる期間は、出産の日以前42日から、出産の日後56日までの計98日間であり、この間に仕事をお休みし、報酬の全部又は一部の支払いがなかった場合に出産手当金を受給することができます。
ただし、支給を受けるためには、請求をする必要があります。
会計事務所 立川