所得税から住民税

昨日は、平成21年度所得税の確定申告期限でした。
ご商売をされている方は、自分で確定申告をして所得税の金額を計算されたと思います。一方サラリーマンの場合は、年末調整により会社が所得税を計算してくれます。
では、住民税は誰がどこから情報を得て計算するのでしょうか？
ご商売をされている方は、所得税の確定申告書を税務署へ提出すると、その申告書が複写になっていて、住民税の申告も同時に行ったこととなります。そして、税務署へ申告した情報は、市区町村へ回され、住民税が計算されます。
また、サラリーマンの場合は年末調整終了後、会社が従業員の給与情報を各市区町村へ通知します。すると、その貰った給与情報から市区町村が、住民税の計算を行います。
税理士　月次決算

教授の講演

先月、東京国際フォーラムで、ある講演を聴いてきました。講演内容は「日本でいちばん大切にしたい会社」です。なかなか惹きつける講演内容で、帰りにその講演者である教授の書かれた本を本屋で購入して帰りました。
その講演において、「今の多くの企業は、お客様が第一という考えを持つが、本来、従業員が第一と考えるべき」との事でした。
社長が従業員を大切にしないと、従業員は会社や自分の仕事に不満を持つようになる。すると、その会社の従業員達は不満を持ったままお客様に接することになり、当然、お客様に対して良いサービスの提供などはしなくなる。また、会社や仕事に不満を持った従業員は、お客様の興味を引く新しい商品のアイデアなどを産み出さない。興味深い内容です。
会計事務所　立川市

提出について

先週の16日（火）から、各税務署で、平成21年分所得税の確定申告書の受付が始まりました。受付期間は、来月の15日（月）迄ですので、お早めにご提出下さい。
現在の様にパソコンが普及する以前は、紙の書類で確定申告書を提出するのが当然でした。まず、税務署で確定申告書の用紙を貰い、手書き・押印して、税務署へ書類を出しに行く。
今は、自宅のパソコンから国税庁のホームページに行き、確定申告書のフォームに入力ができます。その後、電子申告の環境にある方は、そのまま自宅から申告ができ、電子申告の環境がなくても、入力した画面を印刷し、税務署へ郵送することも可能です。
ただし、郵送で提出される方は、必ず郵便又は信書便を使い、税務署から申告書の控えを返送してもらう為の封筒を同封することをオススメします。

受付開始

今日から所得税の確定申告書の受付が各税務署で始まりました。記帳をためてしまっている事業主さんなどは、慌てて最後の追い込みの記帳をされているのでしょうか。受付期間が短いので、申告はお早めに。

平成21年分確定申告書の受付期間は、下記のようになります。
・所得税：2月16日（火）～3月15日（月）まで
　※還付申告である場合は、2月15日以前でも提出できます。
・消費税：3月31日（水）まで
・贈与税：2月1日（月）～3月15日（月）まで

一部の税務署では、2月21日と28日の日曜日でも相談や受付けに応じてくれます。平日に税務署へ行けない方にはとても便利です。因みに立川税務署（相談会場が税務署庁舎と異なります）も21日と28日は開庁します。

会社設立　立川市
 

使われる経営者

先日、お仕事でお会いした小規模企業の経営者さんは、自分で事業を始めた頃、「従業員をいかに効率よく使うか、自分が支払う給与に見合う又はそれ以上の仕事を従業員にいかにさせるか。」と常々考えていたそうです。すると従業員とその経営者さんとの間には大きな意識のズレが発生し、すれ違いの連続だったそうです。
しばらくして、その経営者さんは「いや、私が従業員を使っているのではなく、私が従業員に使われているのだ。」と考え方を変えたところ、気持ちが自然と楽になり、従業員との関係もスムーズになったとのことでした。
経営者となって間もない為、まだ理解はできませんが、なんとなく深い話しのような気がします。
税理士　月次決算