2008.6.25
昨今の厳しい経済状況の下、自社の決算書を良く見せたいがため、架空売上を計上してしまう会社があります。いわゆる粉飾です。粉飾を一度行うと、毎年連続して粉飾を行うはめになり、なかなか抜け出せなくなります。
例えば、1年目にマイナス1,000万円の利益となってしまったところをプラス500万円の利益とする為、1,500万円の架空売上を計上したとします。この場合、複式簿記では売上1,500万円を計上すると同時に、「お金を貰う権利」1,500万円も発生します。
2年目になり、その「お金を貰う権利」は架空のものなので、取り消す必要があります。そして、その取り消しには、2年目の売上1,500万円を減らさなければなりません。1年目のつけを2年目で負うことになります。
2年目で負いきれれば良いのですが、なかなかそうもゆかず、2年目も粉飾・・という悪循環に陥ってしまいます。
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